ナポリ中央駅について、IC(2等)チケットをES(1等)に変更したいため、チケット売場を探す。ICでもよかったのだが、せっかくだからESでリッチな気分でゆっくりとしたいためだ。

チケット売場に並んで、ESの事を聞くと、今日は全部売り切れらしい。じゃあということで、ICの座席予約をすることにした。(ICにはもともと座席指定料金が含まれている。)ICのチケット売場に長い事並んだが、結局ICの座席指定も今日は売り切れということだった。うー。残念。

しかたなく駅のホームへいって、フィレンツェ行きの列車を探す事にした。時刻表では、フィレンツェ行きがあるのだが、電光掲示板には、フィレンツェ行きの列車は見当たらない。駅の案内のおっちゃんに聞いてみると、ミラノ行きの列車に乗れといわれた。

どうも列車は、ナポリ⇒ローマ⇒フィレンツェ⇒ミラノと向かうみたいなので、それに乗ったら、フィレンツェにいけるということだ。ミラノ行きのホームから列車に乗り込む。

列車の中は細い廊下と6人座れる部屋(3人ずつの向かい合わせ)がいくつかあった。部屋の入り口にどこの席がどこからどこまで誰が座るかという座席指定の札がある。ということは、僕達はこの廊下についているイスしかだめなの?うー。

しかたなく、廊下のイスに座る。そうこうしているうちに、列車は出発した。この席で4時間30分はきつい。廊下を歩いて歩き回る売店屋からパニーニと水を買う。食べて少し眠った。でも体制がきついので、なかなか眠れない。人がとおるたび、体はよこにしなあかんし、うー。きつい。

1時間ぐらいしてから切符点検の車掌さんが回ってきた。俺は切符をみせて、刻印し忘れたことを誤った。車掌さんは問題ないよって感じだった。よかった。。罰金とられなくて。。

そしてほんの数分してから車掌さんが戻ってきて「こっちに来なさい」といっている。どうも席を案内してくれるみたいだ。僕達は喜んで、トランクを転がして、車掌さんについていく。

隣の車両の奥に2人分の席が空いている6人部屋を案内してくれた。イスもさっきと違って楽チンだ。ありがとう車掌さん。

IC(インターシティ)列車の6人部屋

1時間ぐらいまた寝ていると、横の3人がやけにうるさい。イタリア語なので、なにゆっているかわからんのだが、かなり討論ファイヤーだ。

仲はいいみたいだけども、すっごいうるさい声で早口で討論しているから、喧嘩しているみたいだ。ここらへんも日本とは違うなー。

だーいぶ時間がたって、ローマについた。もうなつかしのローマだ。戻ってこれるとは思わなかったので、ちょいとうれしい。

横の2人が降りていった。どうでもいいけどローマ到着時間がむちゃくちゃ遅れている。そしてフィレンツェへ向かうのだが、これがまたすっごいゆっくり走っている。


そして横のもう一人の兄さんはしゃべり足りないのか、携帯でだれかとしゃべっている。一人終わったら、またかけて、しゃべる。ほんまにようしゃべるぜ。このさびしがりや兄ちゃんめ。

そして結局、フィレンツェ(フィレンツェ・サンタ・マリア・ノヴェッラ駅)には6時間ぐらいかかった。着いたときはもうすでに暗かった。