旅行で使うお金は、いろんな方法でイタリアへ持っていくことが可能です。
- 旅行前に銀行でユーロに両替する。
- 旅行前に銀行でトラベラーズチェック(旅行用小切手)買う。
- クレジットカード(VISA/JCB/etc.. ) オススメクレジットカードはこちら
- イタリアへ円で持って行き、イタリアの両替所でユーロに両替する。
- 海外両替カード(銀行カード)で現地のATMからユーロを引き出す。
この中で一番手数料を最小に抑えて、安全にお金を持っていく方法はどの方法でしょうか?
クレジットカードが一番便利だと思うのですが、カードが使えない店での買い物、チップ用の小銭など手元にユーロ現金がないと、少々不便ですよね。
実際に私が体験して一番のオススメは、海外両替カードを最大利用することです。
海外両替カードというのは、普段私達が使っている銀行のATMカードに
海外の提携銀行のATMから現地の通貨を引き出す事ができるサービスが付いたカードの事です。
(銀行カードの表または裏に、CIRRUSやPLUSマークが付いているカード)
私が知る所では、現在(03/7/21)海外両替カードのサービスをやっている銀行は、
等があります。
もしかしたらあなたのメインバンクでも海外両替カードサービスをやっているかもしれませんので、
旅行前に銀行に問い合わせして、聞いてみるといいですね。
さて、海外両替カードの説明はこれぐらいにして、なぜ手数料がお得か?などを詳しく説明していきます。
海外両替カードは、出金する毎に、200円の手数料がかかります。
そして、その時の換金手数料はなしで、その時点での円→ユーロ為替レートが適用されます。
例)為替レート(1ユーロ=130円)、海外両替カードで200ユーロ出金する場合。
200ユーロ×130円+200円=26,200円が銀行口座から引き落としされます。
これと同じことを、現地の空港や町の両替所、もしくは、旅行前に銀行で円→ユーロに換金する場合、
固定手数料は取られませんが、通常の円→ユーロ為替レートよりも高いレートが適用され、
結果的に海外両替カードと比較して損します。
例)為替レート(1ユーロ=130円)、手数料レート(8円)、両替所で200ユーロの両替をする場合
200ユーロ×(130円+8円)=27,600円 必要
結果、海外両替カードの方が27,600円−26,200円=1,400円お得です。
一回の旅で、数回現金両替すると思いますので、チリも積もれば山となるということで、
結構ばかにできない金額になると思います。
※たいていの海外両替カードは下記の手数料になっています。
- 海外での出金手数料:200 円(消費税等はかかりません)
- 海外での残高照会手数料:100 円(消費税等はかかりません)
「地球の歩き方」などのイタリア情報を見ていると、イタリアの主要都市(ローマ、ナポリなど)では、
スリが多いという情報がありますので、できるだけ、現金を持ちあるかない方がいいと思います。
(実際私はスリにあったわけではないですが、地下鉄に乗るときなどは、特に気をつけていました。)
海外両替カードを利用すれば、1〜2日分の必要な現金のみ持ち歩けばいいので、もしものことがあっても被害は、
最小限に抑えられると思います。
但し、銀行カード、クレジットカードなどの貴重品もすべて同じ財布にいれておくと、
もしもの時にどうしようもないので、お金・カード類は分散しておくほうがいいと思います。
私の場合、
持ち歩く財布にクレジットカード1枚と100ユーロぐらいの必要な現金、
ホテルの貴重品入れにクレジットカードと残りの現金
というように分けて管理していました。
海外両替カードが使えるATMは、CIRRUSやPLUSマークがどこかに付いています。
(こすれて、うすれて見えなくなっている場合もありますが、、)
私が最初に抱いた疑問は、「どこでもそんなATMがあるの?」ということでしたが、
実際旅行してみると、私が旅した都市では全てにありましたので、「ATMがなくて、困った」ということは
ありませんでした。
実際にATMがあった場所として、ローマのテルミニ駅、パレルモの市街、
ナポリからカプリへのフェリー乗り場、タオルミーナの町、カプリ、フィレンツェ、etc。。
また私の場合、海外両替カードの後ろにPLUSマークが付いていて、
”PLUSマークのあるCD・ATMのみでのお取り扱いとなります。”
という但し書きが書いてあります。
イタリアのATMは、CIRRUSがほとんどでしたので、最初「う、やばいっ」と思いましたが、
実際、ATMにカードを挿入してみると、利用できました。
(一応現地からUFJ銀行に問い合わせしたところ、CIRRUSのマークでも利用できることが
確認できました。)
※海外両替カードであれば、CIRRUSもしくはPLUSマークのATMを利用できるとは思いますが、
念のため、どのマークが利用できるのかを銀行へ聞いておいたほうが無難だと思います。
ATMによっては、処理順が前後することがありますが、おおまかには次のとおりでした。
- ATMにカードを入れる。
- 言語を選択する。(English)
- 引き出し額(ユーロ)を選択する。(50ユーロまたは、100ユーロ単位)
- パスワードを入力する。(UFJ銀行の場合は、日本のATMと同様のパスワード)
- お金がでてくる。
- カードがでてくる。
言語は英語ですが、金額を指定して、パスワード入力するだけなので、
英語がわからなくても大丈夫です。