昼からはアウトレットツアーだ。ホテルまで迎えに来てくれるみたいなので、らくちん。待ち合わせ時間の10分前にホテルのロビーへと降りていった。

ロビーでまっていると、ホテル前に車が止まり、おっちゃんが入ってきた。おお、本当に迎えに来た。当たり前だけども、インターネット予約やしちょいと不安だったのだ。(ここで予約:http://www.outlet-italy.com/

おっちゃんは「今日は君達だけのスペシャルカーだ」と言う。そう普通だったら複数グループでいくらしいのだが、今回のツアーは僕達だけらしい。ラッキーだ。おっちゃんはゆっくりとした英語でしゃべってくれるので、わかりやすい。

車はヴェッキオ橋を通り、ピッティ広場を通り、郊外へと向かっていった。アウトレットは先にプラダへいって、グッチへ行くみたい。グッチの方が近いが、プラダの方が人気があるから先に言っといたほうがいいとのこと。

反対車線は込んでいる。おっちゃん曰く帰りが恐ろしいと言っていた。国道から外れて、街に入る。そしてプラダのアウトレットへとつく。

おっちゃんも一緒に降りて、順番待ちの券をとってくれた。サービスがいい。そして、まだアウトレットオープンまで時間があるので、Cafeでお茶したらいいと言われた。みんなもここでお茶していた。おっちゃんとは2時間後に待ち合わせするということで別れた。

Cafeの中には日本人やら中国人やらでいっぱい。あと、イタリア人の若いカップルなども。全身プラダーっていう人もいた。

店がオープンして電光掲示板に何番から何番までの人が入っていいというのがわかる。入り口は厳重に警備員がチェックしている。僕達の番になって店に入っていった。制限時間は1時間30分しかない。俺と彼女は好き勝手に別れて服を探す事にした。俺はあんま一人で服を買ったりしないし、とくにこれっというのを決めていなかったので、なに買ったらいいか、わからん状態だった。

あとシャツがほとんどLだったので、Mがなかなかなかった。何枚か試着して、良さそうなのが、見つかったので、フロントに預けた。それからまた何着か試した。次にグッチもいくからなーって思うと買えなくなって結局2着だけ買った。

彼女に見せると「2つともまた茶色やん」といわれたが、まあいいのだ。俺は茶色が好きなのだ。レジで買うとき、目の前に中国人のおっちゃんがいたが、買い方が激しかった。靴を6足ぐらいどーんとつんで、服もいっぱい買いだめをしていた。彼女も何点か買って、外に出て、おっちゃんのいる車へと向かった。

次は、グッチだ。来た道をとりあえず戻るのだが、もう渋滞になっている。おっちゃんは「オーノー」っといって、「いつもは30分くらいでつくが、今日はいつつくかわからん」と言い出した。まーしょうがない。それでも、1時間ぐらいでグッチについた。

ここのアウトレットはグッチ、アルマーニなどいろんなブランドのテナントが入ったアウトレットだ。ここも1時間30分、まずはお手洗いを探す。アウトレットとはちょっと外れた所のカフェにあった。

お手洗いから出てくると、運転手のおっちゃんがお茶していた。結構楽しんでいるみたいだ。僕達はまずグッチへと向かった。

彼女はまず妹に頼まれているものがあるかどうか探した。俺も自分のものを探すため、彼女と別行動で別れる。んー、さっきのプラダよりもなんか俺にあいそうなのが見つからん。品数が少ないからだろうか?結局俺は、隣の店にいくことにした。

で、次々に店に入っていって、一番奥のアルマーニまでたどりついた。アルマーニでは、ネクタイが超やすで売っていたが、全部あやしそう。シャツとかもむっちゃ安くて売っていたが、なんか手が出せずにいる自分がいた。

今日は朝から買い物ばっかしてるからもう疲れたのかも。グッチに戻ると彼女がレジで並んでいた。ものすごい人が並んでいるのにレジは一つだ。そら混むわ。

彼女がレジ終わったあと、グッチ以外の店に入ってみたが、やはりいまいちいいのは無かった。アルマーニのネクタイもやばいらしいし、奥にあったカバンもやばいしってことで、再度グッチへと戻る。結局ネクタイを2本かってレジで並んだ。また目の前には中国人(韓国人?)がいて、いっぱい買い物をしていた。中国人おそるべし。

1時間30分になったので、彼女には先に駐車場に戻ってもらい、俺もレジが終わって、駐車場へ走って戻る。5分ぐらい遅れた。おっちゃんごめーん。そしてフィレンツェの街へと戻る。

途中おっちゃんといろいろしゃべったが、一番記憶に残っているのが、「トイレはどちらですか?」の聞き方に関することだ。

僕達は彼女が持っているイタリア語会話にのっているとおり、「ドヴェ イル ガヴィネット」といったのが、おっちゃんにやけに受けたらしくて、おっちゃんはかなり笑っていた。

「ドヴェ イル ガヴィネット」を日本語に訳すと、「便所はどこですか?」って感じらしい。普通、婦人が4つ星ホテルで「便所はどこですか?」とはきかんやろということがいいたいらしい。

確かに日本でも「お手洗いはどこですか?」と聞く。おっちゃん曰く「ドヴェ イル バーニョ」が正しいらしい。訳すと「バスルームはどこですか?」。

この方がスマートによく使われるとこの事。それにしてもこのおっちゃんは最後までこのことに関して笑い続けいていた。あーはやく教えてくれよって感じ。こんな旅の一番終わりに教えられてもね〜。。。

道理で、今までトイレはどこって聞いた時、なんか笑われていたような気がしてきた。

ローマホテルの前についた。2人分の100ユーロを払う。そして、チップとして、10ユーロあげた。

僕達だけやったし、親切やったし、気持ちよくあげれた。なぜかおっちゃんの会社の名刺を束でもらって、「友達に渡しておいてくれ」といわれて、別れた。